カショオという言葉に隠された日本人の精神的弱さへの嫌悪

最近、メンタルヘルスという分野のブログを拝見することが多いのですが、そこによく出てくるようになった言葉として「カショオ」という言葉があります。このカショオとは、過食嘔吐という言葉を柔らかな表現にしたものです。現在では心的ストレスを抱えた人たちが、様々な形によって体の不調となって現れてきます。過食嘔吐に苦しんでいる人は、食事という分野によってストレスが体に現れた現象といえるでしょう。一度食べたものを吐き出す行為は、苦しんでいる人にとっては相当の苦痛を伴う行為なのですが、健康体の人にとってはその辛さが理解できません。したがって、健常者は苦しむ人に対して、ただの甘えだろうとかみんなも苦しいんだから我慢しろなどのように心無い言葉を言ってきます。ブログに書けばコメント欄で罵倒されたりします。そこで、一見するとファッション用語かのような「カショオ」という隠語によって、苦しさを吐き出すために使わざるを得ないような状態になっています。そこには、日本人の気質として精神的な弱さへの嫌悪感があるのではないかと思います。最近、ようやくうつ病への理解が社会全体に浸透してきて、うつ病になった人に対して心無い言葉を投げかける人は少なくなってきましたが、これらの根底には同じく精神的病気へのそうした日本人の精神性が関わっているような気がします。もう少し日本人がこれらの病気に対して理解を示せるような社会になったらいいと思います。